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2005/06/11: "パソコンが使えます。・・・でも市場はこれから?"

出張さんが、PCリテラシーについてちょっと触れているけど、あらためて「パソコンが使える。」ってどこまでのことなんだろう?と分からなくなります。
大井沢でも、パソコンを持ち、パソコンを使い、ホームページを運営し、インターネットを利用している人たちはかなりの数になるらしいんだけど、ExcelやWordを使っているか・・・となるとその数は極端に少なくなってしまいそうです。

で、分からないのは「パソコンを使ってます。」とか「使えます。」と言う多くの人たちは、いったい何にパソコンを使っているんだろう? ハードメーカーやソフト業界の人たちがイメージしているユーザーレベルと実際のユーザーレベルの間にはかなり大きな較差があるように思えてなりません。 多分、パソコンユーザーと言われている人たちの多くは単なる<パソコン所有者>に過ぎないような気がします。

「これからの時代、パソコンくらいは使えた方がいい。」 「使えなきゃ困る。」 「使えて当然。」などという強迫観念に迫られて、何とはなしに買ってしまったけど、「はて? 何に使おうか?」 「どうやれば使えるんだろう?」 「入力は?」などと悩んでいる人の方が圧倒的多数派なんじゃないでしょうか。
実際、あたかもヘビーユーザーのようなことを言っている人でも、ExcelもWordも一太郎も1−2−3も使えない、などという例は私の周りでも珍しくはありません。 もちろんビジネスアプリケーションだけがパソコンアプリだとは思わないし、表計算やワープロを使わなければパソコンを使うということにはならないなどとも思わないけど、本当にホームユースの必要性を感じている人たちなんてほとんど居ないんじゃないか・・・などとは思う訳です。
「パソコンを使えば、あれもこれも、こんなに便利になります。」と言ってみても、<あれ>も<これ>もパソコンを使うほどのことでもないし、一般の家庭で扱うデータや数字なんてたかが知れています。 パソコンの前に座り、電源を入れ、立ち上がるのを待ち、アプリケーションを呼び出し、一本指でポツリポツリとキーボードを叩き、間違っては戻り、間違っては戻り・・・を繰り返すよりは電卓と手書きのノートの方がよほど合理的で時間の節約になります。
コミュニケーションツールとしてだって、まだまだ電話の方が便利です。 メールだって、携帯メールの方がずっとカジュアルで気楽です。

という訳で、パソコンの未来は暗いんじゃないか・・・という事ではなくて、まだまだ市場は育っていないし、これからの可能性は限りなく大きいに違いないということを言っている訳です。
昔、私が働いていた某米国系ソフト会社でも、その後の某米国系ソフト会社でも、<challenging>などという言葉をよく耳にしました。 とても前向きで楽しく、明るい響きのいい言葉ですね。 <Office市場のシーリング>などと言わずに、明るく、楽しく、前向きにchallengeしちゃって下さい。
売ってる人たちだけに向かって言ってるわけじゃなくって、ユーザーの方々もパソコンに降り積もった埃を払って、<PCリテラシー>なるものにaggressiveなchallengeをして欲しいものです。 とにかく、<あれ>も<これ>もすっごく便利になるんですから。 暑中見舞いだって年賀状だってすぐ出来ちゃうし、家計簿だって住所録だって、他にも・・・ちょっと思い出せないくらい色々と便利なんです。
私としては、とてもとても面倒くさくてそんなことはやってらんないですけどね。 フライを巻かなきゃいけないし・・・。