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2004/11/20: "インターネット と「リアル」の関係"

ある業界紙の記事に「ネット上だけだなくリアルな社会の・・・」と言う表現があって、少し変な感じを受けました。
確かにジャーナリズム的な意味でのメデイアとしては未成熟だし、「リアルな社会」でのオピニオン・リーダー的な影響力も今の所はそれほど強いとは思えないけど、それとは別に「インターネット=現実とは異なる次元の仮想世界」という固定概念が存在しているような気がしてなりません。 しかも、そこには悪意に満ちた暗黒の空間までが存在していたり、得たいの知れない怪しげな連中がうろついていて、匿名の誹謗中傷が飛び交い、実態の無い詐欺まがいの商売でいとも簡単に大儲けができたりするらしい。


単なる通信媒体がそんな風に幻想の世界に祭り上げられてしまった理由はどこにあるんだろう? と不思議になります。
あたかも原始宗教かシャーマニズムでもよみがえって来たかのようです。
さらに不思議なのは、ギョーカイの中にさえもインターネットと現実社会を別物と思っている人たちが結構居るらしいことです。 手で触れられないもの全てに確信が持てず、それらを不安定で仮想的なものとして自分の世界から隔離してしまえば一先ずは気分が落ち着くのかもしれませんが、それじゃ、まるで野球機構のお年寄りたちみたいです。
ナベツネさんの言葉を借りれば、インターネットなんて「たかが媒体」です。 リアル社会の一部に過ぎないじゃないですか。(ところで、この「リアル」って言葉、なんだか下品な感じがして嫌いです。 「コア」もイヤな感じです。)

2、3日前、来年の雪祭りについての会議に出席したら、インターネットを利用して告知を流せば日本全国津々浦々、至るところのあらゆる人たちにいとも簡単に周知徹底できるかのような発言があって、思わず失笑。 これもひぐちさん言うところの「Field of Dreams症候群」の一例なんでしょうね。