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2003/07/19: "読みたいけど買うほどでもない本"

読みたいけど金を払って買うのも馬鹿らしい本、ってのがありますよね。
ま、週刊誌の新聞広告を見て「ちょっとくすぐられるなあ・・・。」と思うようなものなんでしょうが。
例えば、先日西川町立図書館から借りてきた立花隆の「田中真紀子研究」なんてのはその典型ですね。

調子に乗って、先日は牧羊子と開高道子(死んだのを知りませんでした。)がそれぞれに出している開高健の追悼本を借りてきたんですが、予想通りの最悪本でした。 でも、この手の本てのは、ひどい内容なんだろうなあ、とは思いながらも覗き見したくなったりしませんか?
同時に借りてきた藤沢周平の思い出を語る本もかなりつまらない本でしたが、丸谷才一の弔辞は良かったですよ。 藤沢周平ファンの方はこれだけでも読んでおくべきでしょう。 それに、何で「海坂藩」なのかが分かります。

今回借りてきた本の中に夢枕獏の「釣り時どき仕事」などという本も混じっているのですが、これは単に知っている人と知っている場所が登場していると言うだけで、それ以外は何の意味も無い本です。
小林秀雄の「真贋」という本が目に付いたので借りてきたのですが、正直のところ少しも面白くありません。
思いがけず面白かったのが「芭蕉自筆 奥の細道の謎」(上野洋三、二見書房)。

と言う具合に、図書館から借りた本は面白くなければ惜しげもなく放り出せ、思いがけず面白ければなんだかとても得をしたような気分になれるところがいいですね。
これからも「買って読むほどではない本」を読むために大いに図書館を利用したいところですが、残念なことに西川町立図書館は蔵書が極端に少なくて、興味をそそられるような本ももうすぐ底をつきそうです。 
それにしても、何であの小さな図書館にあんなに沢山の源氏物語が揃っているんだろう? まだ、俵まち源氏は無いようですが、高橋治の「窯変 源氏物語」まであったような気がします。